サプリ沼への誘い
意地と創意工夫で筋肉維持に奔走する日々。
肉はダメ。魚もダメ。
頭をよぎるのは、粉末への希望。
「これを飲めば、俺の筋肉は植物の力で蘇る」
そう呟いた兄雀は、ついに禁断の世界――
サプリ沼へ足を踏み入れた。
いや、蘇るのはサプリメーカーの売上である。
筋肉を落とさないための戦い
野菜由来のタンパク質と、大豆プロテインでなんとか筋肉を支えてきたが…。
――ついに筋肉は沈黙を始める。
筋肉のハリが失われ、本人の筋トレ意欲も失速気味。
「野菜だけじゃ、筋肉を守りきれねぇ…」
Amazonのカートに並ぶ、アスリート愛用の白い粉末たち。
その数、三種類。
BCAA/EAA、グルタミン、クレアチン。
これが、兄雀の「筋肉を落とさない三種の神器」である。
BCAA/EAA ― トレーニング中のドヤ顔ドリンク
トレーニング中、兄雀はストロー付きシェイカーをチューチュー吸っている。
味は「スポーツドリンクを限界まで薄めた幻」だが、本人は満足げ。
「これが筋肉を守る儀式なんだよ」
BCAA(分岐鎖アミノ酸)とEAA(必須アミノ酸)は、筋肉の分解を防ぐサプリ。
「プロテインより即効で吸収されるアミノ酸」ってイメージ。
トレーニング中に飲むことで「筋肉を犠牲にしない感」が高まる。
科学的根拠うんぬんより、気合の燃料としての効能は確か。
グルタミン ― 翌日のゾンビ化を防ぐ救世主
翌朝、兄雀はつぶやいた。
「筋肉痛――前進の一歩だけど、きつい…」
そんな彼を救ったのがグルタミン。
疲労を軽減し、免疫をサポートするアミノ酸。
体力削られてる時の回復ポーション。
本人は信じている。
「飲めば回復。信じれば効く。」
筋肉より先に信仰心が強化されていく。
クレアチン ― 「あと1回いける」を生む魔法の粉
兄雀:「これ飲むと、あと1回ベンチいけるらしい!」
母雀:「1回?そんなか細い進化いる??」
クレアチンは、筋肉の瞬発力&筋力を底上げする代表サプリ。
ATP(エネルギー源)を再生して、
「限界のあと1回」を支えてくれる――らしい。
ただし、粉っぽさと地味な味は修行そのもの。
それでも兄雀は言う。
「気持ちを燃やすことが大切。筋肉は気合で押し切る。」
筋肉は守れた、財布は削れた
筋肉は正直だ。
でも、サプリの値段は容赦ない。
1か月で兄雀が失ったもの:体脂肪 −0.2%、俺の貯金全額 。
でも本人は笑っている。
「筋肉は守れた。信じる者は救われるんだよ。」
まぁ、気のせいでも続けられるのは才能。
修行僧モードの時は、無理するよりは、サプリに頼るのもありなのかも。
サプリ飲んでる時の兄雀は、戦士の顔そのもの。
総括:帰宅部マッスル迷走の果て
帰宅部マッスルの迷走は、無駄ではなかった。
筋肉は守られ、バク食いは消え、体は少量で満足する仕様になった。
その代償は、軽くなった財布と、小さくなった胃袋。
そして、ちょっと油を入れるだけで爆発する胃もたれという地雷。
成果も、代償も、どちらも本物。
帰宅部マッスルは今日も、試行錯誤の途中にいる。
※無理は禁物。
体調を崩すくらいなら、ちゃんと休む方が筋肉には正直です(母雀より)。

